悲しいよね。愛する人が死んでしまうって。どう気持を整理したらいいんだろう? なーんて悩みもってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、書籍『ハウ・アバウト・ユー?』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
みなさんは、ある程度、「諸行無常(しょぎょうむじょう)」という言葉を知っていなければいけないと思います。
例えば、人間同士の付き合いにおいては、出会ったときに、すでに別れが始まっているのです。
この世において、そういう人間関係的な別れがなかったとしても、最後は「死別」というかたちでの別れが確実にやってきます。
そのときに、つれ合いが亡くなったあと、長い間、悲しんでばかりいたら、死んだ人、あの世へ還った人のほうだってつらいのです。
この世に遺った夫や妻が、毎日毎日悲しんでいたら、つらくてあの世に旅立てません。
新しい世界に入って、新しい友達と出会ったり、勉強したりして、あの世で修行しているところを、後ろから、ぐうっと引っ張られるような感じになります。
「ああ、遺した妻のことが気になるなあ」と、後ろ髪を引かれる気持ちになるのです。
それがあまりに強いようだと、やはり気の毒です。
結婚したときから、最後には死に別れることになっているわけなので、「いつかは必ず、愛する者とは別れるのだ」ということを、どこかで冷静に考えておかなければなりません。
そう思っていることが、人間関係のなかに、一定の不動心、心の安定を与えます。
ある意味での冷たさのようにも見えるかもしれませんが、これが安らぎに似たものを与えてくれるのです。(中略)
一生の間には、子供と別れることもありますし、子供が先に死ぬこともあります。いろいろなことが人生には起きてくるでしょう。
しかし、世の中は、そんなものなのです。
自分の子供が生まれたら、「一生、一緒に住めたらいいなあ」と誰もが思いますが、いつか必ず子供は“反乱”を起こして独立していきます。
しかし、「それでいいのだ」と思わなければなりません。
「子供は親に反乱を起こして独立するものなのだ。
それを親が抑え込もうとするのは、やはり間違っているのだ。
世の中は、そういうものなのだ。
これが真理であり、前提なのだ」
そう思って、不必要に苦しんだり悲しんだりしないことです。
人間関係においては、愛というものを梃子(てこ)として、苦しみや悲しみを増大させないことが大事なのです。
(43~47ページ)
人生は「諸行無常」である。
人とは、出会ったときに、すでに別れが始まっており、最後は「死別」という別れが確実にやってくると思っていることが、人間関係のなかに一定の心の安定を与える。
人間関係においては、愛によって、逆に苦しみや悲しみを増大させないことが大事なのである──。
「諸行無常」という言葉は、一見冷たいような気がします。
でも、人生の人間関係における、確かな悟りの言葉の一つであるのだと、大川隆法先生は教えて下さっている。
そんなふうに改めて理解できた気が私はしているのです。
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『ハウ・アバウト・ユー?』 大川隆法著 |
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